公的年金からの市・県民税の引き落とし（特別徴収）について

65歳以上で公的年金を受給されている皆さんにお知らせです。
平成21年10月から、公的年金に係る所得に対する市・県民税の納付方法がかわりました。

前年中に公的年金等を受給された65歳以上の方で、一定の要件を満たしている場合、公的年金等に係る個人住民税（市・県民税）が、公的年金から引き落とし（特別徴収）されます。

• 対象となる方へは、6月に「市民税・県民税　税額決定・納税通知書」により通知しています。
• 徴収方法が変更になるだけで、新たな税負担が生じるものではありません。

特別徴収の対象となる方

市・県民税の納税義務者のうち、前年中に公的年金等を受給されている方で、その年度の初日（4月1日）に、老齢基礎年金等を受給されている65歳以上の方
ただし、次に該当する方は特別徴収の対象になりません。

• 1月1日以降、引き続き沼津市に住所を有しない方
• 老齢基礎年金等の年額が18万円未満の方
• 介護保険料が年金から天引きされていない方
• 公的年金に係る市・県民税の特別徴収額が老齢基礎年金等の年額を超える方

特別徴収の対象となる年金

老齢基礎年金・老齢厚生年金などの年金が対象です。
遺族年金・障がい年金は非課税所得となりますので、対象にはなりません。

対象となる税額

公的年金等の所得に係る所得割額及び均等割額

• ※公的年金等以外に他の所得がある場合、これらに係る市・県民税の納付方法は、給与からの特別徴収または、普通徴収（納付書または口座振替）となります。

市・県民税の特別徴収の方法

年税額の4分の1ずつを、6・8月に普通徴収（納付書または口座振替）の方法により納付します。
年税額から普通徴収した額を差し引いた残りの税額を、10月・12月・2月に年金からの引き落とし（特別徴収）により納付します。

4月・6月・8月は前年度分の年金からの合計天引き額の半分を3回で、10月・12月・翌年2月は年税額から4月・6月・8月の税額を引いた残りを3回で納付することとなります。

（注意）
年金からの引き落とし（特別徴収）の算定方法については、平成25年度税制改正で仮特別徴収税額の算定方法の見直し（仮徴収税額の平準化）がされました。 以前の算定方法では、年税額が前年度の年税額から大きく変動した場合、仮徴収税額と本徴収税額に大きな差が生じる上、翌年度以降もこの差が続くこととなります。そこで年間の納付税額の平準化を図るため、仮徴収税額については、「前年度の年税額の2分の1」に相当する額とする算定方法の見直しが行われました。この税制改正は平成28年10月1日以後に実施する特別徴収から適用となります。

• ※本改正は、仮徴収税額の算定方法の見直しを行うものであり、年税額に変更が生じるものではありません。

公的年金からの特別徴収が中止される場合

次のような事由が生じた場合は、公的年金からの特別徴収（引き落とし）が停止されます。この場合、特別徴収をすることができなくなった残りの税額を普通徴収（納付書もしくは口座振替）の方法で納めていただくこととなります。

• 介護保険料が公的年金から特別徴収されないとき
• 沼津市から転出し、介護保険被保険者でなくなったとき
• 公的年金から特別徴収されている方がお亡くなりになったとき
  （注意）普通徴収の納税通知書は、相続人代表の方へ送付いたします。
• 所得税の確定申告、市・県民税の申告等により、税額が変更となったとき
• 公的年金等支払者からの支払金額等の訂正通知により、所得額及び所得控除額の内容に応じ税額が変更になったときなど

（注意）
平成25年度税制改正で転出・税額が変更された場合においても、一定の要件の下、年金からの特別徴収（引き落とし）が継続されることとされました。適用時期は、平成28年10月1日以後に実施する特別徴収から適用となります。

• ※平成28年から実施される税制改正については、こちらを参照ください。

• 公的年金からの特別徴収に関するＱ＆Ａ（よくある質問とその答え）

問い合わせ先

〒410-8601　静岡県沼津市御幸町16-1
沼津市役所　財務部市民税課
電話：055-934-4735・4736