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沼津市立病院ができる

2014年4月1日更新

沼津市立病院は、明治29年(1896年)に建てられた伝染病院がそのもとになっている。しかし、各部落単位で隔離病舎を設置し、維持することは困難であり、統合して組合立にした方が良いとの県衛生局からの指示もあり、昭和7年(1932年)沼津組合病院となった。第二次世界大戦が始まると海軍共済病院となったが、終戦と同時に廃止されて、昭和20年(1945年)に総合病院としての沼津市立病院ができた。当時は、本田町に第一病院があり、下香貫に第二病院があった。だが、市の中心部に移る必要から、昭和27年(1952年)、三枚橋にあった静岡県厚生農業協同組合駿東病院を買収し、ここを本院とし、従来の第二病院を本院に合併し、第一病院を田町分院とした。昭和27年12月26日、本院の一部が焼失してしまったため、ただちに復興に着手し、焼失を免れた病棟を利用して外来患者の診療を開始した。その後、二度増築をし、本院は統合病院としての施設が充実し、分院は主として結核および伝染病患者を取り扱うようになった。

沼津市立病院のもととなる伝染病院。詳細は以下

市立伝染病院(昭和3年)

現在の市立病院の前身で、昭和3年6月に本田町に建てられた。落成にあたり、市民に衛生思想を普及するために「通俗衛生博覧会」 が開催された。

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