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狩野川台風

2018年4月1日更新

狩野川台風が大きな損害をあたえる

自然は、わたしたちにいつでもはかり知れない生活の糧をもたらしてくれる。しかし、台風や地震は、人々に災害をあたえ、生活をおびやかすこともある。
戦後、沼津地方に被害をあたえた主な台風は、次の表のとおりである。

沼津に被害を与えた台風(三島測候所記録)
台風名 総降水量 ※最大風速 ※最大瞬間風速
昭和22年(1947年) キャサリン台風 225ミリメートル 10.5メートル/秒 15.2メートル/秒
昭和23年(1948年) アイオン台風 306ミリメートル 17.8メートル/秒 28.9メートル/秒
昭和24年(1949年) キティ台風 126ミリメートル 22.5メートル/秒 33.3メートル/秒
昭和33年(1958年) 狩野川台風 91ミリメートル
(湯ヶ島 753ミリメートル)
21.1メートル/秒 33.0メートル/秒
昭和40年(1965年) 台風17号 174ミリメートル 22.8メートル/秒 32.6メートル/秒
昭和41年(1966年) 台風26号 132ミリメートル 21.0メートル/秒 42.0メートル/秒
昭和49年(1974年) 台風8号 307ミリメートル 7.2メートル/秒 14.0メートル/秒
平成2年(1990年) 台風11号 191ミリメートル
(西浦 245ミリメートル)
13.2メートル/秒 29.5メートル/秒
  • ※最大風速:10分毎の平均値
  • ※最大瞬間風速:瞬間的な風速

なかでも狩野川台風(最低気圧877ヘクトパスカル)は、伊豆半島に非常に大きな被害をあたえ、死者と行方不明1,290人、家屋の被害1,594戸もあり、とくに中伊豆町・修善寺町・天城湯ケ島町・大仁町・伊豆長岡町・韮山町・函南町の田方郡下では、学校や集落が流されたりして、その惨状は目をおおうものがあった。

昭和49年(1974年)7月7日に沼津地区をおそった集中豪雨(七夕豪雨)は、浮島地区を中心に死傷者8人、家屋の損壊34戸、家屋の浸水8,106戸の被害があり、西浦地区では崖崩れにより、沼津~戸田の道路が寸断された。

狩野川放水路

狩野川上流の流域は、天城山や達磨山で、この広い地域に降った雨は狩野川に流れこみ、しかも蛇行しているので、しばしば水害をもたらしてきた。このため、墹ノ上(伊豆長岡町)~口野に狩野川放水路がつくられた。

狩野川台風による被害。詳細は以下

狩野川台風で浸水

昭和33年9月、狩野川台風で市内は床上浸水270戸、床下浸水811戸の被害があった。
写真は平町から大手町方面を望んだ様子。

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