ごみ処理
沼津市の清掃行政は、大正12年(1923年)の市制施行以来の歴史を重ねるが、現在に通じる近代的事業体系が確立されたのは昭和50年のことである。
当時、昭和40年代の高度経済成長期は、日本が急変革した時代であり、大量生産、大量消費、大量廃棄に対応する新たな社会・経済システムの構築が必要とされ、清掃行政においてももはや旧来の体系では対応できない状況となっていた。
この急成長と清掃行政の遅れは、昭和48年秋、オイルショックを契機に住民のごみ埋立場反対運動として勃発し、清掃行政全体に対して早急な見直しが迫られた。
約500日の切迫した状況の中、市を挙げて取り組んだ結果、市民の合意形成を経て昭和50年に全国に先駆け、資源化によりごみ減量を図る「沼津方式」の3分別収集が開始された。その後、分別品目を増やし、現在に至っている。
年月 | 内容 |
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昭和34年 | ごみ収集に大八車(大正~戦前、戦後)から機械車を導入 |
昭和37年10月 | 大手町商店街を皮切りに定時収集を開始(年度ごとに順次収集区域を拡大) |
昭和50年4月 | 「沼津方式」開始 |
昭和51年10月 | 新ごみ焼却場(清掃プラント)完成 |
昭和52年4月 | アルミ缶の収集を開始 |
昭和59年4月 | 古紙、古布の収集を開始 |
昭和59年6月 | 使用済み乾電池の収集を開始 |
平成7年4月 | 廃家電(冷蔵庫、エアコン)からフロン回収を開始 |
平成10年1月 | 飲料用紙パックの収集を開始 |
平成11年1月 | 中継・中間処理施設完成(プラスチックごみ関連施設) |
平成11年4月 | 指定袋(透明、半透明袋)の導入 ペットボトル、プラスチックごみの収集を開始 |
平成11年5月 | 清掃プラント基幹改良工事に着手 |
平成12年3月 | 沼津市一般廃棄物処理基本計画を策定 |
平成14年3月 | 清掃プラント基幹改良工事完成 高齢者・障がい者世帯等の粗大ごみ戸別収集を開始 |
平成14年4月 | 事業系指定袋を導入 |
平成15年4月 | プラスチック製容器包装収集を開始 |
平成17年3月 | 沼津市一般廃棄物処理基本計画(改定版)を策定 |
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