知らずに健康を脅かしていませんか?
あなたは、知らないうちにどこかでたばこの煙を吸っていませんか?
家庭や職場、飲食店などでたばこの煙を吸う機会となっていませんか?「受動喫煙の害」について正しく知りましょう。
受動喫煙とは
受動喫煙とは、室内やその他の場所で自分の意思に関係なく、他人のたばこの煙を吸わされることで、たばこを吸っていない人が吸っている状態になってしまうことです。家庭内で喫煙者からの受動喫煙で、たばこを吸わない人が肺(肺腺)がんにかかるリスクは吸っていない人に比べてなんと2倍のリスクを高めるといわれてます。
たばこの煙がこどもに与える影響
たばこの煙がこどもに与える影響は、健全な発育や将来の健康にとって大きな影響を与えます。大人に比べてこどもには、全身の臓器への重大なダメージがあらわれます。
親や家族員の喫煙による影響は、妊娠中から影響を及ぼし低体重出生の機会となったり、子どもの気管支喘息など病気を誘発することが考えられます。
子どもたちは自分の意志で煙から逃げられません。
子どもたちが受動喫煙しないよう考えてみませんか。
たばこの煙が、私たち身体に及ぼす影響
喫煙しない人にとってたばこの煙を吸うと目やのどの痛み、息苦しさ、動悸、めまい、頭痛、頻脈、血圧上昇、寒気などの症状も現れたりします。 また長い期間、他人のたばこの煙を吸い続けると表にあるこれら病気を引き起こす原因となったりします。
受動喫煙が引き起こすと考えられる病気
- 循環器系に関するもの
心筋梗塞、狭心症、脳卒中、動脈硬化 など - 呼吸器系に関するもの
アレルギー性鼻炎、気管支炎、肺炎、喘息、肺気腫、COPD(慢性閉塞性肺疾患) - がんに関するもの
肺がん、副鼻腔がん、大腸がん、すい臓がん、膀胱がん、乳がん、悪性リンパ腫 など
家庭で吸うたばこの煙の危険度
家庭内で喫煙をする場合は、こどもの体内に入るニコチン量は、吸わない家庭と比較して室内は15倍、換気扇の下では3.2倍、ベランダで2倍となります。
タバコに含まれるニコチンは神経毒性を持ち、嘔気やめまい、脈拍上昇・呼吸促迫などの刺激・精神の脱抑制や興奮症状を起こします。
(参考)禁煙マラソン 佐本氏提供資料
禁煙チャレンジ法
1.インターネットを活用
失敗することもありますが、今回の経験を活かし次回のチャレンジに臨む気持ちで。禁煙マラソンなどインターネットを使った禁煙支援プログラムを使うと、とても有効です。
2.禁煙外来を活用
ヘビースモーカーの方やニコチン離脱症状の強い方は、平成18年6月より、医療保険でニコチンパッチが適用となりましたので、「禁煙治療に保険が使える医療機関」を受診するのもひとつの方法です。沼津市内の「禁煙治療に保険が使える医療機関」は、日本禁煙学会ホームページで紹介されていますので、ご覧ください。なお、受診時には、必ず医療機関へ電話確認をしてください。
3.ニコチンパッチ等、禁煙補助薬を活用
現在日本では、ニコチン入りのガムやニコチンパッチの発売がされています。(薬局で購入する場合、薬剤師の指示を必ず受けてください。)また、経口内服薬も医療機関にて処方されています。これは禁断症状(いらいら・頭痛・めまい・脱力感など)を防ぎながら禁煙を達成するために用いられます。
- ※ニコチンパッチ:ニコチン含有のパッチを皮膚に貼ることで、血液中のニコチン濃度を維持しつつ、精神的な依存性であるたばこを吸わないようにすることが出来るように補助するものです。そして徐々にニコチンの含有物の少ないニコチンパッチに替えていき、最終的にはニコチンパッチがなくてもたばこを吸わずにいられるようにさせるための方法です。
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