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第3回高尾山古墳国史跡指定意見具申書作成委員会議事録(概要)

2024年7月3日更新

開催日
令和4年8月3日(水曜日) 13時00分~16時00分(会議)、16時30分~17時15分(現地視察)
開催場所
沼津市民文化センター 第2練習室
会議参加者(敬称略)
委員:滝沢 誠、若狭 徹(オンライン)、禰冝田 佳男
オブザーバー:福井 恒明、高瀬 要一、近江 俊秀、溝口 彰啓
事務局:林 敬博、鶴田 晴徳、青木 一修、木村 聡、齊藤 緑(文化振興課)、真野 隆之、青木 剛、佐々木陽三

会議概要

  • はじめに
    林文化振興課長の挨拶ののち、日程及び資料の確認を行った。その後の司会は委員長が務めた。
  • 高尾山古墳意見具申書案の内容検討
    委員にから主に「沼津は弥生文化の東限の面を有していること」「古墳の重要性を鑑みて南一色線との両立を図ったことを強調すること」「墓壙の規模や棺材について追記」「歴年代(3C中ごろ)を追記」「古墳時代初頭の古墳被葬者が関東の開発に大きく関わっており、関東の手前の拠点であることを追記」「地名へのルビ」「列島内有数の有力者という性格をもっと強調すること」「道路との連携を図り、南一色線も含めた一体的空間を形成していくことを強調すること」などの意見が上がった。
    文案の検討後、指定範囲について事務局説明および質疑応答へ経て、西側擁壁の関係から西側の範囲について数m程度の変更が生じる可能性はあるものの、指定範囲については委員の了承を得た。
  • 高尾山古墳整備に向けたスケジュール確認とその課題について
    主に古墳東側法面と前方部について橋梁に先立って保護工事が必要であることを述べ、出席者間で課題の認識を共通させた。
  • 高尾山古墳の保存活用に向けた設計案検討
    東側法面の設計に向け、古墳の本来の形状について検討した。検討にあたり「墳頂部の高さ」「法面の角度」「墳頂部の形状」「前方部の盛り土の厚さ」について議論した。委員からは高尾山古墳の発掘データに基づくことを前提としつつも、同時期同規模の松本市の弘法山古墳との比較が有効ではないかと意見があった。

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