臨済宗妙心寺派の寺院である。建久4年(1193年)に行われた富士の巻狩の際、源頼朝がこの地に陣営を構え、今の寺の位置に御殿を建立したという伝説が伝わる。付近には「御殿場」という地名が残り、境内には源頼朝お手植えの松3代目といわれる松がある。
正應元年(1288年)、陣屋を今律寺という律宗の寺に改めたのが、寺の起源である。その後無住の寺となるが、應安元年(1368年)、鎌倉の円覚寺創建に貢献した賢宗祖鑑和尚を開山として迎え、安泰山徳源禅寺と改めて臨済宗円覚寺派の寺として開創された。
その後無住時代が続くが、承応3年(1654年)、興津清見寺から松厳宗密老師を招いて準開山とし、清見寺の末寺、妙心寺派となり、今に続いている。
寺には、白隠禅師の墨蹟や岸駒の作品などの貴重な文化財が伝わっている。(寺伝より)
徳源寺本堂と源頼朝お手植えの松3代目
- 所在地
- 沼津市原297
- 車など
- 国道1号沼津バイパスの原東町交差点から県道165号(興国寺城通り)を350メートル南進。白隠誕生地前交差点を右折し、県道163号(東海道)を230メートルほど西進して左折。駐車場有。
- 公共交通機関
- 沼津駅南口バスターミナルより富士急シティバス東田子浦駅行き乗車約23分。西町で下車すぐ。原駅より東へ徒歩約3分(270メートル)。
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