御浜岬の先端部、約15,000平方メートルの地域にイヌマキが群生している。岬の林の高木層は殆どイヌマキであって、その中にクスやケヤキを含んでいる。高木層についでクスが優先しており、低木層はタイミンタチバナ、ヒメユズリハ、イヌビワ、ヤブニッケイ、タブノキ、トベラ、センリョウなどである。草木層は陽光の射入が不充分であるので単純である。フウトウカズラ、テイカカズラ、サルマメ、ミズヒキ、スゲの一種、ホンダ等である。
イヌマキの古木は数百年以上経つといわれ、根廻り3メートル以上のものが2本、2メートルぐらいのものが7本、1メートルぐらいのものが40本、1メートル以下のものが162本、合計211本が繁茂している。高木の下には、上記のような植物が自生し、自然の状態で繁殖しているので、そのままの状態で保護したいものである。
このページに関するお問い合わせ先
教育委員会事務局文化振興課文化財センター
〒410-0106 沼津市志下530
電話:055-935-5010
ファクス:055-933-1270
メールアドレス:cul-bunkazai@city.numazu.lg.jp