昭和39年(1964年)明治大学・沼津女子商高校(現、加藤学園高校)によりその一部が発掘調査され、地表から2メートル~3メートル下の黄褐色火山灰層(休場層)中から全国で初めて旧石器時代の炉跡が2基発見され、炉の周辺からは、当時の人々の残した細石器を中心とする石器が1,000点以上も発見された。そして、炉中に残存した木炭による放射性炭素年代測定の結果、今から約14,000年前の遺跡であることが確認された。
休場遺跡の発掘調査により、旧石器時代末期の段階である細石器文化の内容と年代が明らかにされ、我が国の考古学研究史上に残る重要な遺跡となった。このため、昭和54年1月、旧石器時代の遺跡としては、全国で初めて国の史跡指定を受けた。
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