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震災追弔の碑(しんさいついちょうのひ)

2017年10月12日更新

震災追弔の碑 地図

安政元年(1854年)11月4日、東海地方に大地震が起きた。このとき、ここ駿東郡大岡村南小林の約2ヘクタールほどの土地が一瞬のうちに約6メートル陥没し、住家9戸がすべて埋没してしまった。時に午前10時。あまりにも急なことだったので逃げるひまもなく、土中に生き埋めとなり泣き叫んで救いを求め、村人がかけつけたが、地震のため村の北側の用水路が決壊し、水が流れ込んできたので、ついに救うことができなかった。死者9名、死体が発見されたのはわずかに2人だけであった。陥没の跡は巨大な穴となり、数年経ってからようやく草が生え始めた後に、村人が樹木を植えたので、その後は林になっていったという。大地震から50年後の明治36年(1903年)11月、この地に「震災追弔の碑」が建てられた。

震災追弔の碑

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