臨済宗中興の祖である白隠の墓は、出家し、長く住職を務めた松蔭寺にあり、県指定史跡となっている。 本堂裏の墓地に進むと、3基の無縫塔が目に入ってくる。向かって左側が白隠のものであり、「明和五歳次戊子臘月十一日」と刻まれている。 白隠は明和5年(1768年)12月11日に84歳で入寂し、火葬された。かつては築山の上に無縫塔が並んでいたことが知られている。その後、台風による松の倒木等で墓石が損傷したことなどから、補修・改葬されている。周囲には歴代住職や雲水の墓石が多数並んでいる。なお、白隠の墓は三島市龍澤寺、富士市竹採公園(旧無量寺跡)にもある。
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