この古墳は、市内に残っている3基の前方後円墳の一つである。全長約54メートルの前方後円墳で、後円部に神明宮が祭られていることから神明塚古墳と呼ばれている。
周囲には周溝(堀)がめぐらされているが、前方部の周りが崩れており、周溝も大半が埋没している。当初、古墳時代中期~後期(5世紀中頃~6世紀代)の古墳と考えられてきたが、平成15年度に実施した発掘調査(2次)によって、前方部が後円部よりも短い形状となっていることが確認された。また、出土した古墳時代前期後半の土器などから、古墳時代前期中葉~後葉(3世紀後半)にかけて造営された古墳であることが判明した。昭和45年2月に市の指定史跡となっている。
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