ここから本文です。

長塚古墳(ながつかこふん)

2017年4月26日更新

長塚古墳 地図

市内に残る前方後円墳のうち、最も完全な形状をとどめている。昭和31年8月に発掘調査が実施された。埋葬施設は盗掘により破壊されていたため不明確であるが、板石片がかなり検出されたため、組み合わせ式箱型石棺が埋納されていたものと推定された。同時に、後円部墳頂に埴輪列が発見されるとともに、周溝南中央部からは、古墳の構築とほぼ同時期のものと推定される祭祀跡が検出され、供献された土器から古墳の造営も6世紀前半と推定されるに至っている。

その後、古墳一帯の開発計画が進められる中、保存・保護の基礎資料を得るため、平成9年度、平成10年度にあらためて発掘調査が行われた。この調査により墳丘の長さは54メートル、これに周溝、堤を加えるとプラス20メートル程度の75メートル前後と推定される。

被葬者は古代スルガ国の支配者の一人(愛鷹山麓とその周囲を支配した首長)であるとされている。

平成11年11月に県の指定史跡となっている。

  • 長塚古墳
  • 長塚古墳 案内板

このページに関するお問い合わせ先

教育委員会事務局文化振興課文化財センター

〒410-0106 沼津市志下530
電話:055-935-5010
ファクス:055-933-1270
メールアドレス:cul-bunkazai@city.numazu.lg.jp

Copyright © Numazu City. All rights reserved.

上へ戻る