妙蓮寺墓地の入口に保管されている凝灰岩(伊豆石)の刳抜石棺(くりぬきせっかん)で、もと楊原(やなぎはら)神社近くで発掘され、楊原小学校(現、第三小学校)に保管されていたものが、同校移転に伴い転々として、現在地に保管されたものという。付近にあった宮原古墳群(6世紀後半)のものといわれている。
側石と底石を一つの石から彫り出し、前後の側石は別のものを当てたと思われる。蓋はやや家形に近く、棺内に食い込むように作り出しがある。おそらく2個をつなげたものと思われるが、現在は1個しかない。
近くの塩満寺(えんまんじ)にも石棺の蓋がある。
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