愛鷹山の南の井出古墳群と石川古墳群との間に広がる尾根の先の標高42メートルのところにある古墳である。
平成4年に発掘調査を行ったところ、一部墳丘が壊されていたが、横穴式石室をもった円墳であることがわかった。石室の奥と手前の2か所に掘り起こされた跡があり、一部の副葬品は失われていたが、石室からは副葬品として、須恵器(すえき)、耳環、切子玉(きりこだま)、管玉(くだたま)、ガラス玉、刀、鉄鏃(てつぞく)が発見された。
この古墳は、この地域の有力者の墓であると考えられ、古墳時代後期(6世紀後半、今から約1,400年前)に造られたと推定される。
このページに関するお問い合わせ先
教育委員会事務局文化振興課文化財センター
〒410-0106 沼津市志下530
電話:055-935-5010
ファクス:055-933-1270
メールアドレス:cul-bunkazai@city.numazu.lg.jp