1 導入の背景
最近、高齢消費者を狙った悪質商法による被害が発生しています。布団や着物を次々に買わされたり、不要なリフォーム工事をさせられた結果、被害金額が数百~数千万円になることもあります。
その一方で「被害にあっても相談できる人がいなかった」「家族に迷惑がかかると思って話せなかった」という高齢者も多く、被害が潜在化しているために、かえって被害が拡大しているという実態も伺われます。
このように高齢者の消費者被害は早期に発見する必要があります。また、悪質商法の手口に関する情報を広く共有し、注意を呼びかけることが被害防止に役立ちます。
そこで、平成20年2月より静岡県と静岡県東部地域の各自治体で「東部地域高齢消費者見守りネット」を開始しました。
2 制度の概要
見守りネットでは、被害の早期発見と未然防止のために、ネットワークの構成員の皆様に任意に「被害情報の収集」と「啓発情報の活用」をお願いするものです。
具体的には、
- 高齢消費者に身近な方々に『通報シート』を御配りしますのでトラブルを発見した場合は、シートへ記入して消費生活センターへ通報していただきます(「被害情報の収集」)。
- 通報により得られた情報の対応結果について、市ホームページやメール配信などにより情報提供をしますので、関係者や高齢者への注意喚起に役立てていただきます(「啓発情報の活用」)。
3 皆様へのお願い
通報にあたっては、通報シートをファクス(055-934-2593)して頂くことになっています。
しかし、電話(055-934-4841)で消費生活センターへご連絡いただいても構いません。
また消費者被害に悩んでいる高齢者を見かけた場合に、一言「消費生活センターに相談してみては?」とご紹介頂くだけでも構いません。
一人でも多くの方に見守りネットにご協力して頂ければと思います。
- ※見守りネットへの参加について事前の登録は必要ありません。しかし、啓発情報の提供についてメールでの受け取りをご希望の場合には、事前に消費生活センター(メールアドレス:soudan@city.numazu.lg.jp)までメールでお知らせください。
4 参考資料
このページに関するお問い合わせ先
政策推進部生活安心課消費生活センター
〒410-8601 静岡県沼津市御幸町16-1
電話:055-934-4702
ファクス:055-935-2593
メールアドレス:soudan@city.numazu.lg.jp