第2次沼津市環境基本計画

「沼津市環境基本計画」は、環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための基本となる計画です。
本市が脱炭素社会、循環型社会、自然共生社会の構築による「持続可能なまち」の実現を目指し、市・市民・事業者・滞在者が一体となって取組を進めていくうえでの指針として、「第2次沼津市環境基本計画」を策定しました。
「第2次沼津市環境基本計画」は、「第2期沼津市地球温暖化対策実行計画（区域施策編）」、「沼津市地域気候変動適応計画」及び「ぬまづ生物多様性地域戦略」と併せて策定しました。

第2次沼津市環境基本計画

第2次沼津市環境基本計画ハンドブック（概要版）

• ハンドブック（概要版）（PDF：5,808KB）

第2次沼津市環境基本計画の概要

望ましい環境像とは、第1次沼津市環境基本計画の策定時から30年後の沼津市の環境を展望したものです。

雄大な富士を仰ぐ 美しい海岸線　緑豊かな山々と恵みの川
かけがえのない自然と そこに暮らす いのちを守り　未来につなぐまち 沼津

1 脱炭素社会

【環境目標1】低炭素で暮らしやすいまち【第2期沼津市地球温暖化対策実行計画（区域施策編）】

• 総合的な地球温暖化対策
• 低炭素な交通の普及とまちづくり
• 省エネルギーの推進と再生可能エネルギーの普及
• 二酸化炭素の吸収促進

【環境目標2】気候変動に適応するまち【沼津市地域気候変動適応計画】

• 健康、産業・経済活動、市民生活・都市生活に関する適応
• 農業・林業・水産業に関する適応
• 水環境・水資源に関する適応
• 自然生態系に関する適応
• 自然災害・沿岸域に関する適応

2 循環型社会

【環境目標3】資源が循環するまち

• ごみ減量・資源化
• 適正なごみの収集・処理
• 不法投棄・ポイ捨て対策
• 漂着ごみ対策

3 自然共生社会

【環境目標4】自然や豊かな生態系が持続するまち【ぬまづ生物多様性地域戦略】

• 自然環境調査の実施と生物の保全・管理
• 自然とのふれあいの促進
• 美しい自然景観の保全
• 生態系の保全

【環境目標5】快適な生活環境のまち

• 水環境の保全
• 大気環境の保全
• 騒音・振動・悪臭への対策
• 公害への対応と化学物質の管理

4 環境教育

【環境目標6】環境を大切にする人づくり

• 環境教育の推進
• 環境保全活動の促進
• 環境情報の発信・活用
• 協働による計画推進

本計画の期間は、2021（令和3）年度から2030（令和12）年度までの10年間とします。
なお、社会情勢や計画の進捗・達成状況などを踏まえ、おおむね5年後の2025（令和7）年度に中間見直しを行います。

計画の推進

環境の保全及び創造に関する施策を推進していくためには、市、市民、事業者及び滞在者の各主体がそれぞれの役割（責務）を果たすとともに、互いに連携・協力による取り組みが必要です。そのため、それぞれの立場や地域で主体的に環境活動に取り組めるよう、相互の協力体制の確立を目指します。

計画策定の経緯

沼津市では、持続可能な社会の構築、地球環境の保全、国際的協調についての新たな取組を盛り込んだ指針を規定するため、「沼津市環境保全基本条例」を改正した「沼津市環境基本条例」を2020（令和2）年4月1日に施行しました。
「第2次沼津市環境基本計画」は、「沼津市環境基本条例」第9条に基づく計画です。「沼津市総合計画」を環境面から実現するための個別計画として位置づけ、市が策定する全ての個別計画や施策・事業は、環境保全及び創造の観点から本計画と整合を図ることとします。
また、本計画は、「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づく「地球温暖化対策実行計画（区域施策編）」、「気候変動適応法」に基づく「地域気候変動適応計画」、「生物多様性基本法」に基づく「生物多様性地域戦略」を含むものとして位置づけます。

1973（昭和48）年10月

「沼津市環境保全基本条例」の制定

2011（平成23）年3月

「沼津市環境基本計画」の策定

2012（平成24）年3月

「沼津市地球温暖化対策実行計画（区域施策編）」の策定

2016（平成28）年3月

「沼津市環境基本計画（中間見直し版）」の策定

2020（令和2）年4月

「沼津市環境基本条例」の施行

2021（令和3）年3月

「第2次沼津市環境基本計画」の策定