一定の区域内において、土地の利用増進に応じて提供していただき、道路や公園等の公共施設の整備改善や宅地の再配置を同時に行うのが、土地区画整理事業です。
岡宮北土地区画整理事業区域も小規模開発により無秩序に市街化が進んだ街並みが生まれ、交通の便が悪くなり都市防災上も決して安全であるとはいえません。
このような状況を背景に、都市計画道路の整備に併せ土地利用の増進を目指し区画整理事業によって健全な市街地形成を図り、皆さんが安心して暮らせる快適なまちにすることを目的としております。
換地とは
現在所有されている土地は、土地区画整理事業により、その大きさ、形、場所を変えて生まれ変わります。こうして生まれ変わった土地を「換地」といいます。
換地の例
整理前
- Aさんは、角地に土地を所有しており、土地の形状も良い土地です。
- Bさんは、道路に面して土地を所有していますが、間口に対して奥行きの長い土地のため比較的利用しにくくなっています。
- Cさんは、通路を利用する土地です。
- Dさんは、道路に接していないため、土地利用するには通路としての土地が必要となります。
- Eさんは、角地に土地を所有していますが、三角地で利用しにくい形状となっています。
整理後
- Aさんは、整理前・後とも土地の形状に大きな変化はなく、利用増進も小さい。
- Bさんは、間口と奥行きを調整した換地となり、Aさんより利用増進は大きい。
- Cさんは、通路を使用せず、道路に面した換地になり、利用増進はA、Bさんより大きい。
- Dさんは、島地から道路に面する換地となり利用増進がかなり大きい。
- Eさんは、三角地から整形な換地となり、Cさんより利用増進は大きい。
換地設計の原則は
- 照応換地
これは、換地を定める場合に、現況の土地の位置・水利・利用状況・環境などが総合的に照応するように換地を設計します。 - 換地の地積
区画整理における利用増進に応じた面積となります。
- ※この換地設計によって、皆さんの土地の位置をきめるほか、個々の減歩率、清算金のもととなる指数等土地区画整理事業の施行に必要なものが決まり、仮換地指定が行われます。
換地の位置
- 原則として、現在の位置の近くに換地します。
- 道路や公園などの建設による影響や、土地利用計画により、現在の位置から離れることもあります。
換地の面積
- 土地評価基準により評価した現在の評価額と、換地の評価額が等しくなるように、換地の地積が決められます。つまり今の土地の評価額(現在の土地の評価×面積)=換地の評価額(換地の評価×面積)となります。
- 土地区画整理事業の土地評価は、現在の公共用地(道路)に路線価(基準となる値)を設定し、各土地を評価する路線価方式により、土地評価を行います。
このページに関するお問い合わせ先
都市計画部岡宮北区画整理事務所
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