機械技術のしごと
沼津市で保有するすべての公共施設を陰で支える、必要不可欠な専門職。機械とは、各施設に備える機能全般を指し、そのひとつひとつが市民の皆さんの安定した生活の確保という役割を担っています。
機械を管理するだけでなく、工事を発注したり、申請書を確認するなど、行政ならではの仕事が盛りだくさん。やりがいをもって日々業務に携わることができます。
機械技術が関わる主な事業
新中間処理施設整備
沼津市の燃やすごみは、「沼津市清掃プラント」で処理を行っております。ごみ処理というものは、安定して行われることが大前提であるため、その細部に関しては、多くの方がご存知ないことと思います。しかし、国のリサイクル方針への適合や、ごみ処理経費の削減等、検討しなければならない課題が山積みです。
「沼津市清掃プラント」は、昭和51年から稼働を開始し、すでに45年以上が経過しており、設備の老朽化が進行しているとともに、大地震に耐えることが可能な耐震性能を有しておりません。そのため、安定した市民サービスを提供するためにも、早期の建て替えが必要となります。
「迷惑施設からの脱却」を掲げし、令和11年度(2029年)中の稼働を目指し、着実に整備を進めています。
沼津市下水道事業
沼津市が管理している主な処理施設は、処理場7箇所、ポンプ場4箇所、マンホールポンプ26箇所があります。これらの処理施設を正常に機能するために、日頃から施設の清掃や機器の点検・メンテナンスを行っています。
また、河川や海に放流する処理水の水質についても適宜検査し、適切な運転管理に努めています。
現在沼津市では、前述した作業に必要な人員を適切に配置するとともに、専門性の高い作業については民間企業に委託して処理場の維持管理を行っています。今後も、汚水処理の質を確保しつつ、民間企業の技術を活かした効率的な維持管理を進めるとともに、更なる経費の削減に取り組んでいきます。
主な配属先
財務部
資産活用課
公有財産の総括、庁舎及び公用自動車の維持管理、公共施設マネジメント計画
生活環境部
新中間処理施設整備室
新中間処理施設整備、新最終処分場調査
クリーンセンター管理課
ごみ・し尿の処理、犬の登録、ごみ焼却炉の管理
都市計画部
住宅政策課
公共建築物の設計・工事監理、市営住宅の企画・設計・工事監理・維持管理
病院事務局
病院施設課
病院施設の維持管理、物品等の購入管理
水道部
上水道工務課
水源施設、配水施設、配水管の整備・維持管理、水道施設の工事
下水道整備課
下水道事業の計画策定、公共下水道の設計・施行監督、下水道施設の維持管理
働く職員の声
元気があればなんでもできる。
仕事も、心もからだもバランスよく。
平成23年度入庁 大川真吾(住宅政策課)
前職では、ほぼ毎日昼間は現場、夕方事務所に戻り書類・見積作成して、夜遅くまで仕事をしていたので、肉体的にキツイものがあり、体調を崩すことがありました。
現在は、毎日残業するということは無く、現場作業はほぼ無いため、体調面ではとても良くなりました。また転勤がほぼ無く、あっても沼津市内から出ることが無いので、家族で全国を飛びまわる心配が無くなったのもありがたいです。
見えないところで市民を支える。
縁の下の力持ち的なやつ。
平成20年度入庁 杉本雄一(新中間処理施設整備室)
公務員の機械設備職ってどんな仕事を行うのか、ほとんどの人はご存じないんじゃないかと思います。 自分自身も入庁するまでは、ひたすら機械のスイッチを押す人だと思ってました(苦笑)。
本当のところは、建物に属する、水道・下水・空調等に関する仕事を行います。もちろん実際に機械を運転するのではなく、機械を設置する工事を発注したり、関係する法律の確認を行ったり…。公務員なので、ほぼすべての業務が法律に基づいて行われます。やはり、常に新しいことを学べるところが非常に面白いです。