電気技術のしごと
電気設備に関する工事の設計や監理などを行っており、行政と事業者との間に入って橋渡し的な役目を果たします。
1週間のうち数日は現場に出て立ち会いをするため、デスクワークだけではありません。様々な公共施設の電気設備に携わるので、多くの知識、経験を得ることが出来ます。すべての公共施設を維持するのに電気は欠かせないものであり、非常に重要な役割となります。
電気技術が関わる主な事業
同報無線デジタル化整備事業
沼津市では、災害に関する避難情報などを市民の皆様に迅速にお伝えするため、市内全域に、防災行政無線の放送網(同報無線)を整備しています。同報無線の主な設備としましては、「沼津市庁舎」に設置している親局のほかに、3つの中継局・再送信支局があり、これらの設備より、284基の屋外スピーカーを用いて、情報を発信しています。また、国の全国瞬時警報システム(Jアラート)からの緊急情報の発信についても、同設備を用いています。
本市では、国の電波法令の改正に伴い、平成30年度から令和4年度までの5か年にわたる計画で、同報無線のデジタル化整備工事を実施しています。工事にあたっては、非常時の電源確保に関する検討や、屋外スピーカーの種別・個数に応じた出力のアンプの検討など、計画・設計・施工の各段階をとおし、電気技術職が多岐にわたり携わっています。
沼津市水道事業
沼津市の水道水は、市内の水源池17か所からくみ上げています。また、くみ上げた水については、37か所の配水池と、9か所の加圧ポンプ場より、市民の皆様に供給しており、これらの水道施設には、様々な種類の電気設備が設置されています。
その種類は多岐に渡り、受変電設備から、水質を管理するための計測機器、非常時に備えた自家用発電機など、そのすべての電気設備を適正に管理することが求められます。
管理は全て自分で行うのではなく、民間事業者と協力して行うものでありますが、対等な知識を保有する必要があります。沼津市水道事業は、市民の皆様の安心・安全な生活を陰で支える、必要不可欠な事業です。
主な配属先
財務部
契約検査課
市が発注する工事や物品購入などの契約に関する業務と、発注した工事が適正に施工されているのかを確認するための検査に関する業務を行っています。
資産活用課
公有財産の総括、庁舎及び公用自動車の維持管理、公共施設マネジメント計画
生活環境部
クリーンセンター管理課
ごみ・し尿の処理、犬の登録、ごみ焼却炉の管理
建設部
住宅営繕課
公共建築物の設計・工事監理、市営住宅の企画・設計・工事監理・維持管理
病院事務局
病院施設課
病院施設の維持管理、物品等の購入管理
水道部
上水道工務課
水源施設、配水施設、配水管の整備・維持管理、水道施設の工事
下水道整備課
下水道事業の計画策定、公共下水道の設計・施行監督、下水道施設の維持管理
教育委員会事務局
学校管理課
小中学校の施設整備、予算経理
沼津市立図書館
市立図書館の運営管理
働く職員の声
公共施設の電気を整える。
しびれるくらいに大事な仕事。
平成26年度入庁 大瀧侑磨(資産活用課)
一括りに電気職といっても様々な業種がありますが、沼津市役所では、建物に関する電気に関する業務を行います。建物では、照明やエアコン、トイレの洗浄便座など、色々な箇所で電気が使われています。
電気が使われる以上、それを管理する人が必要となります。そう、その管理を行うのが、何を隠そう僕たち電気職です!
電気は建物だけでなく、下水道を処理する施設や、ごみを燃やす焼却施設など、至る所で使用されています。それらすべてを問題なく安全に使用することが出るようにするのが、そう、僕たち電気職です!