沿革
本市における水道の歴史は比較的浅く、市営水道として発足したのは、戦後の昭和22年です。それ以前は「沼津」という名が示すように市内全域にわたり豊富な地下水を有し、掘抜井戸などにより容易に自家水として利水できたので、各地域、地区が主体となった組合組織の小規模な水道が十数か所運営されていたにすぎない状況でした。しかし、これらの小規模水道も昭和20年の戦災により、ほとんどの施設が損壊し、市民全体が自給自足の生活を強いられることとなってしまいました。そのような中で、水道創設事業が昭和22年8月に認可されたことにより、昭和23年度から昭和27年度までの5か年計画(当初計画)をもって施設整備を進め、既存の組合水道を合併しながら昭和25年7月には、待望の泉水源地からの給水が開始されました。実質的には、これが現在の沼津市の上水道の出発点となりました。
年表
- 昭和20年12月15日
- 水道課新設
- 昭和22年8月21日
- 水道創設事業認可
- 昭和22年10月1日
- 沼津市給水条例制定
- 昭和25年7月12日
- 泉水源地送水開始
- 昭和29年1月15日
- 古宇簡易水道供用開始
- 昭和32年3月31日
- 江梨簡易水道供用開始
- 昭和35年3月31日
- 水道創設事業完成
- 昭和35年4月1日
- 第1期拡張事業着工
水道部発足(公営企業法適用) - 昭和35年9月1日
- 内浦簡易水道供用開始
- 昭和36年12月18日
- 足保・久料簡易水道供用開始
- 昭和37年3月10日
- 河内・木負簡易水道供用開始
- 昭和38年6月30日
- 八幡町水道を上水道に統合
- 昭和41年4月1日
- 水道料金改定
- 昭和42年1月1日
- 平沢簡易水道供用開始
- 昭和42年3月31日
- 第1期拡張事業完成
- 昭和42年4月1日
- 検針業務の委託化
高島町水道を上水道に統合 - 昭和42年12月1日
- 水道料金調定業務の電算化
- 昭和43年4月1日
- 集金業務の委託化
旧原町水道統合 - 昭和45年4月1日
- 第2期拡張事業着工
- 昭和47年4月1日
- 水道料金改定
- 昭和50年8月1日
- 水道料金改定
加入金制度の新設 - 昭和51年5月1日
- 隔月検針・集金制の実施
- 昭和53年3月31日
- 第2期拡張事業完成
- 昭和53年4月1日
- 第3期拡張事業着工
- 昭和56年2月4日
- 海底送水管完成、通水
- 昭和56年4月1日
- 水道料金改定
- 昭和58年1月1日
- 水道料金オンラインシステムの導入
下水道使用料同時徴収制の実施 - 昭和58年3月31日
- 第3期拡張事業完成
- 昭和59年4月1日
- 第1次配水管整備事業着工
- 昭和60年4月1日
- 拓南簡易水道組合(私営)を市営足高簡易水道事業に名称変更
- 昭和61年4月1日
- 東椎路簡易水道組合(私営)を上水道事業に統合
- 昭和62年4月1日
- 久保簡易水道組合(私営)を上水道事業に統合
- 平成元年3月31日
- 第1次配水管整備事業完成
- 平成元年4月1日
- 第4期拡張事業着工
内浦及び足高簡易水道を上水道事業に統合 - 平成3年6月20日
- 青野簡易水道組合(私営)を上水道事業に統合
- 平成3年10月1日
- 沼津工業団地水道施設(私営)を上水道事業に統合
- 平成4年4月1日
- 組織の変更(業務課を水道総務課と営業課に分割)
企業会計オンラインシステムの導入 - 平成5年4月1日
- 固定資産管理システムの導入
- 平成6年3月31日
- 貯蔵品管理システムの導入
- 平成6年6月4日
- 東原簡易水道組合(私営)を上水道事業に統合
- 平成6年7月1日
- 鳥谷西簡易水道組合(私営)を上水道事業に統合
- 平成6年10月25日
- 沼津鉄工団地水道施設(私営)を上水道事業に統合
- 平成7年4月1日
- 契約管理システムの導入
- 平成8年2月23日
- 沼津市水道事業変更許可
- 平成8年3月1日
- 河内、木負、平沢、久連(私営)の各簡易水道を上水道事業に統合
- 平成8年10月1日
- 水道料金改定
集金制度の廃止 - 平成9年7月1日
- 鳥谷東簡易水道組合(私営)を上水道事業に統合
- 平成10年3月26日
- 沼津市給水条例の全部改正
- 平成11年4月1日
- 水道料金オンラインシステムの更新
- 平成12年3月31日
- 第4期拡張事業完成
- 平成12年10月2日
- 4市2町「水道災害相互応援に関する協定」の締結
- 平成12年11月6日
- 泉水源通水50周年記念式典
- 平成13年9月30日
- 納付組合制度廃止
- 平成14年3月11日
- 災害緊急連絡管設置(三島市・長泉町)
- 平成15年3月6日
- 沼津市指定給水工事店組合と災害応援に関する協定を締結
- 平成16年1月8日
- 第5期拡張事業着工
古宇、足保・久梨、江梨(以上市営)、立保(私営)の各簡易水道を上水道事業に統合
第5期拡張事業計画認可 - 平成17年4月1日
- 旧戸田村上水道統合
- 平成20年7月1日
- 戸田地区・井田地区の水道料金を沼津地区に統一
- 平成21年3月31日
- 水道ビジョン策定
- 平成22年9月1日
- 水道料金改定
- 平成28年3月
- 水道事業ビジョン策定
- 令和2年4月1日
- 簡易水道事業を上水道事業に統合
- 令和3年3月
- 水道事業経営戦略策定
- 令和6年7月1日
- 水道料金改定
拡張事業の経過
事業 | 工期 | 計画取水量 (立方メートル/日) |
事業費 |
---|---|---|---|
創設事業 | 昭和23年度~34年度 | 9,600 | 2億円 |
第1期拡張 | 昭和35年度~41年度 | 48,000 | 5.4億円 |
原町水道統合 | 昭和43年度 | 52,000 | - |
第2期拡張 | 昭和45年度~52年度 | 120,000 | 32億円 |
第3期拡張 | 昭和53年度~57年度 | 150,000 | 25億円 |
第4期拡張 | 平成元年度~10年度 | 173,000 | 61億円 |
第4期変更 | 平成元年度~11年度 | 175,000 | 77億円 |
第5期拡張 | 平成15年度~24年度 | 166,750 | 12億円 |
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