発生源
二酸化硫黄は、硫黄分を含んだ重油や軽油等の化石燃料を燃焼することで、排ガスとして大気中へ放出されます。主な発生源は工場・事業場等のボイラーや軽油を使用するディーゼル車等が拳げられます。
燃焼により大気中へ放出された硫黄酸化物は、大気中で酸化され硫酸塩となり、降水の中に含まれて酸性雨となり降ってくるものと考えられています。また大気中で濃度を上げて地上にいる人間へも悪影響を及ぼす可能性があります。
人への影響
人に対しては濃度によって刺激性があり、目、気道、気管支を刺激し炎症を起こさせます。また植物に対しても光合成を阻害し枯死させてしまうこともあります。
対策
1 法律による発生源対策
大気汚染防止法では環境基準が設定されているほか、ばい煙発生施設に対し硫黄酸化物の排出量での規制を定めています。煙突高(または煙の昇る高さ)と、法で定められた数字「K値」を一定の計算式にあてはめて算出される1時間当たりの排出量で規制されます。このK値が小さくなると排出量が少なくなり規制が厳しいことを意味します。なお、現在のK値は、沼津地域が13.0となっています。
2 使用燃料による対策
二酸化硫黄は燃料に含有される硫黄分が原因であるため、硫黄含有量が少ないガス・灯油の使用を推奨しています。
このページに関するお問い合わせ先
生活環境部環境政策課
〒410-8601 静岡県沼津市御幸町16-1
電話:055-934-4740
ファクス:055-934-3045
メールアドレス:kankyo@city.numazu.lg.jp