日常生活を送る上で出る、メモ用紙やティッシュの空き箱などの小さな紙類は、どのように捨てていますか?小さいものは燃やすごみに捨てている、という方も多いのではないでしょうか。小さな紙類も、リサイクルすることのできる立派な「資源」です。
「資源回収の日 古紙類」の「その他の紙」として出しましょう。
リサイクル出来る紙
- 紙袋
- カレンダー・ポスター
- ノート・メモ帳
- 封筒・ハガキ
- トイレットペーパー・ラップの芯
- ティッシュの空き箱
- お菓子・薬等の空き箱
リサイクル出来ない紙
- 防水加工された紙(紙コップ・紙皿など)
- 臭いのついた紙(洗剤・石鹸・線香の包み紙など)
- 感熱紙(レシートなど)
- 写真
- 銀紙(ガムやチョコなどの包み紙)
- カーボン紙(配達伝票など)
- 汚れた紙(油のついた紙・使用済みティッシュなど)
- その他(シール・粘着テープ・ビニールコート紙・アイロンプリント紙)
出し方ワンポイント
小さな紙は、紙袋や封筒等をごみ箱代わりに利用して、いっぱいになったらその上から白い紙ひもで結んで出すと出しやすいです。
塩満自治会は「雑がみリサイクル」に取り組んでいます!!
「雑がみリサイクル」に熱心に取り組んでいる塩満自治会(第三地区)を紹介します。取り組みの中心となって活動している川添さんと松本さんにお話を伺いました。
松本さん(左)と川添さん(右)
取り組みを始められたのはいつからですか?
令和2年9月から、全世帯(450世帯)に呼びかけて雑がみ回収を始めました。
取り組みのきっかけや始めた頃の地域住民の皆様の反応はいかがでしたか?
塩満自治会では、平成19年から町ぐるみでエコ活動の取り組みを行っており、まずは、町内の農家約8軒が朝採れたての野菜を販売していたことから、地産地消に積極的に取り組みました。
次に、電気代削減の取り組みとして、各家庭で使用している蛍光灯のLEDへの交換を推奨し、その後、町内の防犯灯のLED化を実施しました。
平成20年には、NHKの「難問解決!ご近所の底力」という番組から「地球温暖化」というテーマで、塩満自治会が2年間に渡り取材を受けたこともありました。
また、コロナ前までは、「地蔵祭り」で子ども会の協力のもと、子どもたちにエコポスターを描いてもらい、毎年30~50枚位集まっていました。エコポスターは、祭り会場で展示し、地域住民へのエコ意識の啓発にもなっていました。
このように、塩満自治会は住民の皆様のエコ活動に対する意識が高く、既に下地が出来ていたため、「雑がみリサイクル」にも取り組みやすい地域でした。
しかし、始めた当初は、「今更何で面倒なことを」「面倒くさい」「1カ月間家の中に雑がみをためておくのは嫌だ」といった否定的な声もあり心配しましたが、取り組みを始めると予想以上に協力的で、今では「やらなきゃ恥ずかしい」という雰囲気になっており、定着してきた様子がうかがえます。
具体的な活動内容や住民の皆様への周知方法を教えてください。
雑がみは、月1回の資源回収の日に、資源ごみの集積場所(3カ所)に「雑がみコーナー」を設け、出してもらっています。川添さんと松本さんが秤を持って3カ所の集積場所をまわり、出された雑がみを計測しています。その計測結果については、月末に全世帯に速報として回覧し、意識づけを行っています。
実績は、始めた当初(令和2年9月)の重量は20キログラムでしたが、現在では多いときで200キログラムを超えることもあります。
また、雑がみの売却金は、資源化推進活動奨励金として自治会に還元されます。頑張って回収すれば回収した分だけ奨励金に反映されるので、町内をあげて取り組む価値はあると考えています。
資源回収の日の集積場所の様子(雑がみ)
今後に向けて
「雑がみは、燃やすごみから資源」を合言葉に始めた小さな活動でも、協力し合い、活動の輪や場を広げていけば大きな成果につながることを実感しています。今後は、将来を担う子どもたちが安心して住める地球環境を残すために、もっと若い世代や他の自治会にも活動の輪を広げていきたいと考えています。
このページに関するお問い合わせ先
生活環境部クリーンセンター管理課
〒410-0813 静岡県沼津市上香貫三ノ洞2417-1
電話:055-933-0711
ファクス:055-931-7724
メールアドレス:kuri-kan@city.numazu.lg.jp