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下水道の役割

2007年6月8日更新

下水道の役割 川や海がきれいになります。 清潔なまちになり、側溝の清掃も楽になります。 さわやかで清潔な暮らしができます。

下水道の役割は時代、地域によって変遷してきました。古来、雨水の排除による浸水の防止、汚水の排除による居住環境の向上が下水道の大きな目的でした。
細菌学が未発達の時代の下水道は処理場を持たず、また、近代工業の発展する以前の段階では環境汚染という概念はまだありませんでした。
その後下水道は処理施設を有し、新たに水質の保全という役割を担うようになり、今日では、都市の水循環サイクルの重要な構成要素として認識されています。
近年における社会的要求が、安全な水の確保、水辺の創造、富栄養化対策など複雑化・多様化しているなか、今後の下水道の役割は、資源としての有効利用や付加価値を持った多目的施設としての活用が期待されているところです。

  • ア.生活環境の改善
    下水道の整備により、トイレが水洗化され、くみ取り便所や汚れたドブがなくなり、清潔で快適な生活環境となります。
  • イ.環境の保全
    側溝等に汚水が流れなくなり、蚊や害虫の発生を防ぎ、悪臭もなくなります。
  • ウ.水質の保全
    家庭や工場から排出される汚水を処理場で浄化し、河川や海等に放流することにより水質の保全を図れます。
  • エ.下水道資源及び施設の有効利用
    下水道は、水、汚泥、熱等の多くの利用可能な資源・エネルギーを有しているため、省エネ・リサイクル社会 の実現に向け有効利用を図ることも可能となります。
  • オ.浸水の防除
    都市に降った雨水を下水管渠を通して河川に排除し、浸水から街を守ります。
    (合流式下水道の場合)

下水道の種類

下水を処理する施設は次のように分類されます。
下水道法上の下水道は、下水(生活排水、工場排水、雨水等)を排除し、または処理するために設けられる施設をいい、公共下水道、流域下水道、都市下水路に分けられています。

下水道の種類 枝分かれ図

ア. 公共下水道

(ア)公共下水道
公共下水道とは、主として市街地における下水を排除し又は処理するために、地方公共団体が管理する下水道で、終末処理場を有するもの(単独公共下水道)又は流域下水道に接続するもの(流域関連公共下水道)で、かつ、汚水を排除する排水施設の相当部分が暗渠である構造となっているものをいいます。

  • 単独公共下水道-中部処理区・狩野川左岸処理区・内浦処理区
  • 流域関連公共下水道-西部処理区

(イ)特定環境保全公共下水道
公共下水道のうち、市街化区域(市街化区域が設定されていない都市計画区域にあっては、既成市街地及びその周辺の地域)以外の区域において設置されるものを特定環境保全公共下水道といいます。
これには、自然公園区域内の水質を保全するために実施される自然保護下水道、生活環境改善と水質の保全を図る必要がある農山村漁村等の区域について実施される農山漁村下水道、処理対象人口が千人未満で水質保全上特に必要な地区において実施される簡易な下水道があります。

  • 久連処理区
  • 戸田処理区
  • 狩野川左岸処理区の一部
  • 西部処理区の一部

(ウ)特定公共下水道
公共下水道のうち、特定の事業者の事業活動に主として利用され、当該下水道の計画汚水量のうち、事業者の事業活動に起因又は付随する計画汚水量がおおむね3分の2以上を占めるものを特定公共下水道といいます。(沼津市にはありません)

イ. 流域下水道

流域下水道は、流域内にある複数の市町村の公共下水道から排除される下水を受け処理するもので、幹線管渠、ポンプ場、終末処理場等の主要な施設の設置・管理は原則として都道府県が行なうこととされています。 河川や湖沼、海域等の公共用水域の水質保全と生活環境の改善を図るため、2以上の市町村の区域にわたり広域的に下水を処理することが効率的かつ経済的な場合に流域下水道として整備されます。

ウ. 都市下水路

主として市街地の雨水を排除し浸水を防除することを目的とした、市町村が管理する下水道をいいます。原則として排水施設の構造は開渠とし、処理場は有しません。
(沼津市では河川課で管轄しています。)

エ. コミュニティプラント

江梨地区で行っています。

オ. 集落排水施設

井田地区で行っています。

このページに関するお問い合わせ先

水道部下水道整備課

〒410-8601 静岡県沼津市御幸町16-1
電話:055-934-4864
ファクス:055-934-0569
メールアドレス:gesui-se@city.numazu.lg.jp

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