御玉突所全景
玉突(ビリヤード)は明治時代、上流階級の社交的レジャーとして人気があり、当時の政府高官や実業家などの邸宅には玉突所を設けた例が多く見られます。
この御玉突所は昭和になってからは他に転用されていましたが、今回の改修に当たって当時の形に復元しました。
小屋組は洋式のトラス構造、部屋の広さ約20畳で、壁、天井は間似合紙張り、床は絨毯敷き詰めです。外見ではわかりませんが、玉突台の4本の脚の下の床には土管を外枠としてコンクリートを打った基礎があります。これは玉突台を水平に保つための工夫です。このため玉突台を据える位置は当時と全く同じになっているわけです。
玉突台は古い形の四つ球台で、キューもクラシックタイプのものです。古写真によって復元製作されました。
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玉突台
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点取机
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キュー立てとキュー
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