沼津御用邸記念公園東附属邸は、御教室・実験室・学問所総裁室等15あまりの部屋がありましたが、この明治期の歴史的建造物を、現代でも使用できるように、厨房・トイレ・空調設備・照明・茶室・水屋等の改築・改修を施し、研修室としたものです。茶室用に炉を切るだけではなく、別室に立礼席も設け、本格的な茶事だけでなく、簡易的な茶会やイベントも開くことができます。
行事のない日には、立礼席を利用した呈茶サービス(有料)もおこなっております。松籟、遠い潮騒、流水のせせらぎなどが、古き時代や皇室の香りと渾然一体となり、独特の風情を醸し出し、いただく抹茶にも格別のものがあります。
御殿(学問所)
第一学問所
第五学問所
御学問所総裁室や御用掛食堂として使われていた部屋ですが、第五学問所には石炉や一坪の床の間を設け、本格的な茶室として利用できます。立礼席は、外国の方でもお気軽にご利用いただけます。
茶室(翠松亭・駿河待庵)
茶室全景
苑内の一角には、本格的な日本庭園とともに、公共茶室「翠松亭」がございます。御殿と一体となった大茶会や、翠松亭だけの落ち着いた茶会を開くこともできます。八畳の広間は、多人数の茶会、大切なお客さまのおもてなしには四畳半の小間をご利用ください。
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翠松亭広間
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駿河待庵
翠松亭小間
翠松亭には、千利休作と伝えられる、京都大山崎の国宝茶室「待庵」を忠実に写した「駿河待庵」が併設されています。苔庭の露地のなかに佇むと、風雅を愛でた時代にさかのぼる心地がいたします。
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