お酒は、その伝統と文化が生活に深く浸透していますが、飲みすぎると、肥満や高血圧、がん等の生活習慣病を招きます。お酒の適量を守り、週に2日はお酒を飲まない休肝日を作りましょう。
11月10日~11月16日はアルコール関連問題啓発週間です
不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となります。アルコール健康障害は、本人の健康問題だけでなく、飲酒運転・暴力・虐待・自殺など様々な問題に関連します。お酒と正しく付き合うために、正しい知識を身につけて適正飲酒をこころがけましょう。
お酒の適量の目安(1日あたり純アルコールで男性40グラム、女性20グラム)
女性は、一般的に、男性と比較して体内の水分量が少なく、分解できるアルコール量も男性に比べて少ないことや、女性ホルモン等のはたらきにより、アルコールの影響を受けやすいことが知られています。以下のいずれか一つが一日あたりの女性の飲酒量の目安です。男性はいずれか二つです。
アルコールに弱い体質の方や、高齢者は基準より少なめと考えましょう。
この目安量を超えると、高血圧や糖尿病等の生活習慣病のリスクが高まります。
飲酒量を把握しよう
お酒に含まれる純アルコール量は、商品によっては表示されているものもあるので、見てみましょう。
それだけでなく、算出式があるので自分で計算してみましょう。
摂取量(ミリリットル) × アルコール度数(度数/100) ×0.8(アルコールの比重)
例)ビール500ミリリットル × 0.05 × 0.8 = 20(グラム)
例)ウィスキー60ミリリットル × 0.4 × 0.8 = 19.2(グラム)
寝酒はやめましょう
眠れない時に飲酒すると眠りにつきやすくなりますが、かえって睡眠が浅くなり目を覚ましてしまいます。また、徐々にアルコールの量が増えアルコール依存症につながるので寝酒はやめましょう。
20歳未満の飲酒は禁止
20歳未満の人は、成人に比べてアルコールの分解能力が低いため、成長期にお酒を飲むと脳や、臓器、骨などの発育に影響します。また、急性アルコール中毒になる危険性が高くなります。そのため、20歳未満の人の飲酒は、法律で禁止されています。
飲酒開始年齢が低いほどアルコール依存症になるリスクが高いこともわかっています。周りの大人が責任もって20歳未満の人の飲酒を防ぎましょう。
妊娠中の飲酒
妊娠中にアルコールを摂取すると胎児性アルコール症候群になる危険性があり、生まれてくる赤ちゃんの発育発達が遅れる可能性があります。
また、授乳中も母乳を通じても赤ちゃんに危険を及ぼす可能性があるのでアルコールは控えましょう。
アルコール依存症セルフチェック
あてはまるものにチェックしてみましょう。
- 飲酒を減らさなければと感じたことがありますか?
- 他人があなたの飲酒を非難するので気にさわったことがありますか?
- 自分の飲酒について悪いとか申し訳ないと感じたことがありますか?
- 神経を落ち着かせたり、二日酔いを治すために、迎え酒をしたことがありますか?
(CAGEテスト)
上記に2項目以上当てはまった人はアルコール依存症の可能性があります。専門の医療機関に相談しましょう。
アルコール問題に関する相談先
静岡県東部健康福祉センター
- 精神科医師による相談(要予約)
内容:精神的な悩み一般、アルコールに関する悩み
対象:どなたでも
会場:静岡県東部健康福祉センター(沼津市高島本町1-3 東部総合庁舎)
電話:055-920-2087 - 保健師等による面接・電話相談
日時:月曜日~金曜日(年末年始・祝日除く)8時30分~17時
内容:精神的な悩み一般、アルコールに関する悩み
対象:どなたでも
会場:静岡県東部健康福祉センター(沼津市高島本町1-3 東部総合庁舎)
電話:055-920-2087
静岡県精神保健福祉センター
- アルコール相談(要予約)
専門相談員による面接相談
対象:アルコール問題で悩んでいる本人及び家族
会場
・精神保健福祉センター(静岡市駿河区有明町2-20 静岡総合庁舎別館2階)
・静岡県東部健康福祉センター 福祉課(沼津市高島本町1-3 東部総合庁舎)
電話:054-286-9245
沼津断酒会
- 酒害相談(無料)
・沼津断酒会
電話:055-982-5037 ※都合により電話に出られない場合があります。
・静岡県断酒会
電話:054-296-1143
このページに関するお問い合わせ先
市民福祉部健康づくり課
〒410-0881 静岡県沼津市八幡町97
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