メールやショートメッセージ、電話などで実在する事業者や公的機関を名乗る架空請求や、個人情報を盗み出し、クレジットカード等を不正利用するフィッシング詐欺に関する相談が多く寄せられています。中には、身に覚えがない未納料金を電話で請求され、言われるがまま支払ってしまい被害に遭ったというケースが発生していますので、ご注意ください。
電話が使えなくなる!?全国的に相談が寄せられています

「〇時間後に電話が使えなくなります。オペレーターと話すには〇〇番を押してください」という電話がかかってきたという相談が全国的に多く寄せられています。オペレーターにつながると個人情報を聞き出されてしまうおそれがあります。電話回線会社や行政機関などが、電話の停止に関して自動音声ガイダンスやショートメッセージなどで連絡することはありません。
架空請求やフィッシング詐欺に関する相談事例
事例【1】
大手電話会社を名乗り、「コンテンツ利用料金が未納」という電話があり、20万円分の電子マネーをだまし取られた。(60代・男性)
事例【2】
スマホに「利用料金について伝えたいことがある」とショートメッセージが届き、業者へ架電。調査のためと言われ、個人情報を伝えてしまった。(70代・女性)
事例【3】
大学生の息子が、実在する大手ファイナンス会社を装ったメールを開き、個人情報を抜かれてしまいフィッシング被害に遭った。1か月の間に、キャリア決済で12万円の請求を受けている。明細を確認すると、第三者にすべてゲーム課金されていた。
対処法
メールやショートメッセージが届いた場合
- 心当たりがなければ、連絡しないで様子をみましょう。日頃利用している事業者からでも、巧妙に本物に似せた詐欺メールの可能性があります。IDやパスワード、クレジットカードの番号を求められた場合、入力する前に詐欺の可能性を考えましょう。
- メールやショートメッセージ内のURL(リンク先)を安易にクリックしてはいけません。内容を確認したいときは、記載されたURLからではなく、公式アプリまたはブックマークした公式サイトからアクセスしましょう。少しでも不安に思う点があれば、事業者等の正規のサイトでフィッシングの情報がないか確認しましょう。
- 実在する事業者や公的機関の正式な問い合わせ窓口を家族や周囲の人と一緒に調べましょう。
- 非通知や知らない番号からの電話には普段から慎重になりましょう。
- 困ったときは消費生活センターや警察署に相談しましょう。

フィッシングサイトに個人情報を入力してしまった場合
- 利用しているサービス事業者(クレジットカード会社、銀行、ECサイト)に個人情報を入力してしまったことを伝えて、指示に従いましょう。
- インターネットバンキングのアカウントの停止など、速やかに対応してください。
- ユーザーIDやパスワードを直ちに変更しましょう。
- 被害に遭ったと気づいたら、消費生活センターや警察署に相談しましょう。

被害を防ぐために日頃からできること
- ウィルス対策サービスや携帯電話会社が提供するセキュリティサービス等を活用しましょう。
- パスワードは簡単に予測されるものは避け、複数のサイトで使いまわさないようにしましょう。ワンタイムパスワード(1回限り使えるパスワードで、安全性が高いとされています)や生体認証(指紋認証など、個人の身体的特徴を用いて本人確認を行う方法)を活用しましょう。
- クレジットカードやキャリア決済、インターネットバンキングの利用明細はこまめに確認しましょう。
このページに関するお問い合わせ先
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