沼津市の消費者行政について

近年、デジタル化の加速やキャッシュレス化の進展により、消費者を取り巻く環境は日々変化しており、消費者トラブルも複雑で多様化しています。また、成年年齢の引き下げにより、若年者の消費者被害の拡大も懸念されます。

こうした背景の中、本市では、国家資格を有する消費生活相談員が高度で複雑な相談に対応するなど、相談業務の強化に努めております。
また、教育関係者、消費者団体、地域団体などを構成員とした「沼津市消費者教育推進地域協議会」を設置し、相互に情報共有、連携を図っております。さらに、「第2次沼津市消費者教育推進計画（令和3年度～令和7年度）」の基本理念「明るい未来（消費者市民社会の形成）につながる、安全・安心なまちづくり」に基づき、若年者への消費者教育や高齢者への消費者被害防止対策の啓発など、様々な取組を行っております。

市民の皆様が安全で安心して暮らせる地域社会を目指して、引き続き、専門の消費生活相談員を配置し、消費者トラブルの相談対応、被害回復のための助言及び相手事業者との交渉などを行うとともに、消費者被害を未然に防止するため、学校や地域での出前講座の実施などの消費者啓発を推進して、消費者行政の充実・強化に取り組んでまいります。

令和6年2月9日
沼津市長　賴重　秀一