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令和5年度 くらしのセミナーを開催しました

2023年11月2日更新

令和5年10月30日、市民文化センターにおいて、くらしのセミナーを開催しました。
「ふくしまの今を語る人」県外派遣講師の齊藤登さんと、「ふくしまの今を語る人」運営事務局の田所勇希さんを講師としてお招きして、『ふくしまの農業の再生から全国について』をテーマに、お話ししていただきました。

講座では、最初に田所さんから福島県をそれぞれ特色のある3つのエリアに分けて紹介いただきました。
・恵まれた自然と、武家の精神や歴史伝統が色濃く残る 「会津地域」。
・美しい花々と東北きっての名湯が点在する「中通り」。
・心地よい潮風と抜群の眺望、おいしい海の幸に恵まれた 「浜通り」。
同一県でありながらも、それぞれに違った気候や歴史文化があることを理解した後で、2011年3月11日の東日本大震災と原発事故を伴う複合災害から12年を経過した今の福島について、説明していただきました。
福島県は寒暖差が大きいことで果物の糖度が上がるため、美味しい果物を収穫できることや、各種ロボットの研究開発拠点となる福島ロボットテストフィールドが整備される等、新しい福島がスタートしていることを学ぶことができました。

続いて、齊藤さんから、福島県の農産業は2011年の福島第一原発事故、2019年の台風19号、2020年の新型コロナウィルスという三つの試練を乗り越えなければならなかったこと、流通が本格的に復活していないため、インターネット通販やマルシェでの販売に注力していること、震災後、福島県産のお米を全袋モニタリング調査したが、基準を上回る放射能は検出されなかったこと等について、農産業という専門的な内容をとても分かりやすく説明していただきました。

現場の声を実際に聴くことで、福島県産の食品が安心安全であることを認識できました。

講座終了後に回収したアンケートからも、よく理解いただけた様子が伝わってきました。

 

令和5年度くらしのセミナーで講師が説明している様子

【以下アンケートの抜粋です。】

  • 福島の現状を聞くことにより、大変さも痛感しました。
  • 福島産の品を利用したいと思う。
  • 大変な状況をしっかり受けとめて、上向きにしていくという精神を教えていただきました。
  • 令和5年度くらしのセミナーで講師がプロジェクターを使用して説明している様子
  • 令和5年度くらしのセミナーの参加者のみなさんが講師の話を聞いている様子

     

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