令和5年10月30日、市民文化センターにおいて、くらしのセミナーを開催しました。
「ふくしまの今を語る人」県外派遣講師の齊藤登さんと、「ふくしまの今を語る人」運営事務局の田所勇希さんを講師としてお招きして、『ふくしまの農業の再生から全国について』をテーマに、お話ししていただきました。
講座では、最初に田所さんから福島県をそれぞれ特色のある3つのエリアに分けて紹介いただきました。
・恵まれた自然と、武家の精神や歴史伝統が色濃く残る
「会津地域」。
・美しい花々と東北きっての名湯が点在する「中通り」。
・心地よい潮風と抜群の眺望、おいしい海の幸に恵まれた
「浜通り」。
同一県でありながらも、それぞれに違った気候や歴史文化があることを理解した後で、2011年3月11日の東日本大震災と原発事故を伴う複合災害から12年を経過した今の福島について、説明していただきました。
福島県は寒暖差が大きいことで果物の糖度が上がるため、美味しい果物を収穫できることや、各種ロボットの研究開発拠点となる福島ロボットテストフィールドが整備される等、新しい福島がスタートしていることを学ぶことができました。
現場の声を実際に聴くことで、福島県産の食品が安心安全であることを認識できました。
講座終了後に回収したアンケートからも、よく理解いただけた様子が伝わってきました。
【以下アンケートの抜粋です。】
- 福島の現状を聞くことにより、大変さも痛感しました。
- 福島産の品を利用したいと思う。
- 大変な状況をしっかり受けとめて、上向きにしていくという精神を教えていただきました。
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