実証運行の背景・目的
路線バス事業者等の乗務員不足が進み、自動運転による持続可能な交通サービスの提供が求められる中、本市ではこれまで静岡県が実施する事業と連携し、自動運転の実証に取り組んできました。昨年度からは本市が主体として実証に取り組み、今年度も国土交通省の事業に採択されました。なお、昨年度の「路車協調システム」の運行だけでなく、今年度は「走行空間」の技術的検証を行う実証運行にも採択されました。自動運転による沼津駅と沼津港という異なる魅力を持つ拠点間のネットワーク強化により、街全体へ賑わいが波及することを目指しています。昨年度と比べ車両サイズを大型化、乗車定員の増員、速度の高速化を図ることで、本格的な運行に向け取り組んでまいります。
実証運行期間
- 関係者試乗運行
- 令和6年12月6日(金曜日)、11日(水曜日)計2日間
- 一般運行
- 令和6年12月7日(土曜日)、8日(日曜日)、13日(金曜日)~15日(日曜日)計5日間
運行内容
- 運行ルート
- 沼津駅-沼津港間(約2.2キロメートル)を走行します。途中のバス停では停車しません。
- 運行頻度
- 5往復程度/日(10時~16時)
- 自動運転レベル
- レベル2
(加速・操舵・制動の複数をシステムが行い、ドライバーは必要に応じて介入する) - 補足事項
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- 予約不要の先着順で乗車ができます。
- 自動運転技術を活用した交通課題解決の可能性を検証するため、乗車いただいた方にアンケート調査を実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。なお、調査にあたり個人情報の収集は行いません。
- 注意事項
- 円滑な運行のため、駆け込み乗車はご遠慮いただき、発車予定時刻の5分前までにお越しください。
- ご不明点等は、お気軽に自動運転バス内の添乗員にお申し付けください。
- お手元で管理できない大きさの荷物を持っての乗車はお断りさせていただく場合がございます。
- 荒天や自動運転システムの不具合、その他やむを得ない事情等により運休及び到着が遅れる場合がございますので、お急ぎの方は通常の路線バスやタクシー等をご利用ください。
自動運転車両
- 車種
- 小型電気(EV)バス BYD-J6
- 定員
- 運転手を除く着席定員15名、立席含む場合19名
- 速度
- 時速40キロメートル程度
- 運転技術
- 車載センサにより自車位置推定
- 信号交差点は、車載カメラで信号灯色を認識し、自動走行予定
自動運転バスの走行空間整備
走行ルート全線に破線状のグリーンラインを標示し、走行空間整備による効果等を計測・分析します。自動走行のハードルとなる路上駐車の軽減等が期待され、自動運転の安全性・円滑性の向上を目指します。
実証運行における参画企業・団体
参画企業 | 役割等 |
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パシフィックコンサルタンツ株式会社 | 事業の全体統括、実証運行運営 |
株式会社IHI | 路面標示の設置効果検証 |
先進モビリティ株式会社 | 車両調達、自動運転システム対応 |
名古屋大学 | 自動運転に関する助言、情報提供 |
伊豆箱根バス株式会社 | 運転手、自動運転に関する知見の共有 |
株式会社東海バス | 運転手、自動運転に関する知見の共有 |
このページに関するお問い合わせ先
都市計画部まちづくり政策課
〒410-8601 静岡県沼津市御幸町16-1
電話:055-934-4759
ファクス:055-933-1412
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