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移住者目線で沼津について語ってもらいました vol.17

移住者目線で語る沼津ってどお?

移住者目線で沼津のリアルな情報を発信する企画「ぬまづのホンネ」。市の職員ではなく実際に沼津へ移住した方のホンネを掲載しています。第17回目のライターは神奈川県から移住した あこさんです!

沼津に移住して知った、本気のアジフライ

神奈川県にいた頃、アジフライは正直「定食のひとつ」でした。
嫌いじゃないけれど、特別でもない。
でも沼津に来て、その印象は変わりました。

朝、水揚げされたばかりの鯵。
薄くまとった衣は軽く、箸を入れるとパリッと音がする。
中から立ちのぼる湯気と一緒に、ふわっとした身が顔を出す。
口に入れると、まず感じるのは魚の甘み。
油の重さより先に、鯵そのものの味が広がる。
「これがアジフライ?」
何度食べても、少し驚きます。

魚市場の近くの定食屋では、開店前から地元の人が並びます。
注文が入ってから衣をつけ、迷いなく油へ。
揚げ置きはしません。
キャベツは山盛り。
タルタル派もいれば、醤油派もいる。

私はまず、何もつけずにひと口。
調味料に頼らなくても、ちゃんとおいしい。

少し車を走らせれば、緑に囲まれた古民家のお店もあります。
窓の向こうに海を眺めながら食べるアジフライ。
同じ鯵でも、風景が違うと味わいまで変わる気がします。

沼津は、駿河湾に面した港町。
黒潮の影響で餌が豊富だから、身が締まり、脂が軽い。
だからフライにしても重くならないのだと聞きました。

観光で来たときは気づかなかったこと。
暮らしてみて、やっとわかるおいしさがあります。

「今日はどこのアジフライにする?」
そんな会話が日常になる街。

贅沢というのは、高級なものを食べることではなく、
日常にちゃんとおいしいものがあることなのかもしれません。

  • アジフライ定食の写真