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水道料金が変わりました

2012年8月17日更新

本市の水道事業は、柿田川の湧水を始め良質で豊かな地下水に恵まれ、おいしい水を全国的にも安い料金で供給してきました。
しかしながら多くの水道施設はすでに更新の時期を迎えており、また、予想される東海地震などの大規模災害に備えた水道管などの耐震化も急がれています。これからも安全で安心な水道水を安定的に供給していくために、平成22年9月1日使用分から水道料金を改定いたしました。
利用者の皆さんには、ご負担をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

料金改定の経緯(改定の理由)

収入の9割は水道料金

水道事業は、その運営に必要な経費を水道利用者の皆さんからいただいている水道料金でまかなっている独立採算の事業で、料金収入と運営経費(施設の維持管理や料金徴収に係る経費、借入金の返済など)のバランスをとりながら水道料金を決定しています。

水道事業の財政状況(平成20年度決算)グラフ 合計26億5千万円の内訳:水道料金収入23億7千万円(総収入の約90%)、水道利用加入金1億5千万円、その他1億3千万円

進む老朽化と急がれる耐震化

本市の水道事業は、昭和25年に泉水源地からの給水を開始し、実質的にスタートしました。以来60年が経過し、昭和40年代から50年代に設置した施設が大半をしめています。平成20年度末で老朽化した水道管は25.7%、耐震化の割合は25.9%で、今後も引き続き施設の更新や耐震化が必要となっています。
このようなことから、今後5年間で約85億円をかけて、機械・電気設備の更新を始め、老朽化した水道管約21キロメートルの更新や重要水道管約21キロメートルの耐震化を実施していきます。とりわけ、全水源地・配水池を監視・制御している送水管理センターは、昭和37年から建設されたもので、施設の更新が急がれているため、管理棟の耐震化や監視制御設備などの更新を実施していきます。

老朽化や地震などによる被害が出る前に水道施設の更新や耐震化が必要です

  • 漏水による被害の様子

    老朽管破裂による漏水

  • 地震により被害を受けた径管

    中越沖地震による大口径管の継手離脱

水道料金収入はピーク時に比べ14.5%減

一方では、近年、トイレや洗濯機などの節水型機器の普及により、全国的にも使用水量が減少傾向にあり、沼津市においても平成6年度をピークに、ここ数年は、毎年2%前後減少しています。
この使用水量の減少に伴い、料金収入も前回料金改定をした翌年度の平成9年度から減少を続け、平成20年度では、平成9年度に比べ、年間約4億円、率にして14.5%の減少となっています。

使用水量と料金収入の推移グラフ

使用水量と料金収入

大変厳しい経営状況

このようなことから、平成22年度には維持管理に係る経費が赤字となり、平成24年度には、施設の更新や耐震化などに必要な資金の不足が予想されるという大変厳しい経営状況にあります。このため、平成8年以来14年ぶりに水道料金を改定しました。

審議会・市議会で審議

このため、平成22年1月に、学識経験者や公募委員を含む水道利用者の代表で組織する「沼津市水道料金等審議会」に経営状況について説明し、料金改定について諮問したところ、基本料金は据え置き、超過料金の改定を行う必要があるとの答申を受けました。
また、これに基づき、沼津市議会平成22年度の6月定例会において料金改定の条例改正議案が議決されました。

更なる企業努力で

これまで、業務の委託化による維持管理経費の削減や、事務の効率化による経費縮減に努めるとともに、組織の見直しによる職員の削減など人件費の削減にも努めてまいりました。
今後につきましても、民間に任せられるものは民間に委託するなど、経営の一層の効率化を推進し、安全で安心な水道水の安定供給に努めてまいります。

料金改定の内容

今回の改定では、基本料金は据え置き、超過料金のみ改定します。(船舶及び臨時用を除く)
なお、下水道使用料の変更はありません。

水道料金表
用途(口径) 基本水量 基本料金/月 超過料金
(1立方メートル/月)
一般用(13ミリメートル) 10立方メートル 460円 75円から115円に改定
一般用(20ミリメートル) 10立方メートル 460円 75円から115円に改定
一般用(25ミリメートル) 10立方メートル 460円 75円から115円に改定
一般用(30ミリメートル) 10立方メートル 1,400円 75円から115円に改定
一般用(40ミリメートル) 10立方メートル 2,600円 75円から115円に改定
一般用(50ミリメートル) 10立方メートル 4,800円 75円から115円に改定
一般用(75ミリメートル) 10立方メートル 10,100円 75円から115円に改定
一般用(100ミリメートル) 10立方メートル 16,500円 75円から115円に改定
一般用(150ミリメートル) 10立方メートル 39,300円 75円から115円に改定
公衆浴場用 10立方メートル 2,100円 34円から46円に改定
船舶及び臨時用 1立方メートルにつき
280円から376円に改定
280円から376円に改定

用途・口径・基本水量・基本料金は変わりません。※消費税を含む。

水道料金の算定方法

水道の検針は2か月ごとに行い、奇数月に検針する地区と偶数月に検針する地区に分かれています。
このため、検針期間が改定日の9月1日をまたぐ9月検針と10月検針においては、8月31日までの使用日数と9月1日以降の使用日数で、使用水量を日割りにし、旧料金と新料金を算定します。
なお、11月以降の検針時は、すべて新料金で算定します。

平成22年9月及び10月検針時の算定方法

料金(2か月分)の計算例(口径13ミリメートル~25ミリメートルで使用水量が50立方メートルの場合)

  • 基本水量は立方メートル(1か月)の2か月分で20立方メートル
  • 超過使用水量は使用水量50立方メートルから基本水量20立方メートルを引いた30立方メートル

(1)9月検針地区の場合

9月検針地区の計算式 検針日(7月10日)~改定日(9月1日) 旧料金53日間、改定日(9月1日)~検針日(9月10日) 新料金10日間、全使用日数60日間の算定 【1】基本料金 460円×2か月=920円 【2】超過料金(30立方メートル×53日/63日×75円(旧料金))+(30立方メートル×10日/63日×115円(新料金))=2,440円(1円未満切り捨て) 【1】+【2】=3,360円

(2)10月検針地区の場合

10月検針地区の計算式 検針日(8月10日)~改定日(9月1日) 旧料金22日間、改定日(9月1日)~検針日(10月10日) 新料金40日間、全使用日数62日間の算定 【1】基本料金 460円×2か月=920円 【2】超過料金(30立方メートル×22日/62日×75円(旧料金))+(30立方メートル×40日/62日×115円(新料金))=3,024円(1円未満切り捨て) 【1】+【2】=3,944円
  • ※引越しなどによる水道の開閉栓の場合も同様です。

平成22年11月以降の検針時の算定方法

水道料金 = 基本料金 + ( 超過使用水量 × 新料金 )

新旧料金の比較(2か月分)

使用水量別料金比較表
使用水量 旧料金 新料金
20立方メートルまで 920円 920円
25立方メートル 1,295円 1,495円
30立方メートル 1,670円 2,070円
35立方メートル 2,045円 2,645円
40立方メートル 2,420円 3,220円
45立方メートル 2,795円 3,795円
50立方メートル 3,170円 4,370円
55立方メートル 3,545円 4,945円
60立方メートル 3,920円 5,520円
65立方メートル 4,295円 6,095円
70立方メートル 4,670円 6,670円
75立方メートル 5,045円 7,245円
80立方メートル 5,420円 7,820円
85立方メートル 5,795円 8,395円
90立方メートル 6,170円 8,970円
95立方メートル 6,545円 9,545円
100立方メートル 6,920円 10,120円
110立方メートル 7,670円 11,270円
120立方メートル 8,420円 12,420円
130立方メートル 9,170円 13,570円
140立方メートル 9,920円 14,720円
150立方メートル 10,670円 15,870円
160立方メートル 11,420円 17,020円
170立方メートル 12,170円 18,170円
180立方メートル 12,920円 19,320円
190立方メートル 13,670円 20,470円
200立方メートル 14,420円 21,620円
300立方メートル 21,920円 33,120円
400立方メートル 29,420円 44,620円
500立方メートル 36,920円 56,120円
600立方メートル 44,420円 67,620円
700立方メートル 51,920円 79,120円
800立方メートル 59,420円 90,620円
900立方メートル 66,920円 102,120円

全国的にも安い料金で提供しています

全国全ての水道事業体(1,316事業体)の中での1か月あたり10立方メートルでの安さランキング

順位と各市町村の水道料金(10立方メートル/月)
1位 富士河口湖町(山梨県南都留郡) 335円
2位 赤穂市(兵庫県) 357円
3位 小山町(静岡県駿東郡) 363円
4位 沼津市(静岡県) 460円
5位 昭島市(東京都) 504円
5位 黒部市(富山県) 504円
7位 秦野市(神奈川県) 525円
7位 忍野村(山梨県南都留郡) 525円
9位 草津町(群馬県吾妻郡) 538円
10位 長泉町(静岡県駿東郡) 540円
平均 全国 1,483円、県 977円

沼津市と同規模の都市(給水人口10万~30万人未満、160事業体)の中での
1か月あたり20立方メートルでの安さランキング

料金体系別順位と各市町村の水道料金(20立方メートル/月)
順位 今の料金体系 新しい料金体系
1位 秦野市(神奈川県) 1,050円 秦野市(神奈川県) 1,050円
2位 沼津市(静岡県) 1,210円 富士市(静岡県) 1,260円
3位 富士市(静岡県) 1,260円 岩国市(山口県) 1,281円
4位 岩国市(山口県) 1,281円 高砂市(兵庫県) 1,396円
5位 高砂市(兵庫県) 1,396円 昭島市(東京都) 1,554円
6位 昭島市(東京都) 1,554円 三島市(三島市) 1,555円
7位 三島市(静岡県) 1,555円 小田原市(神奈川県) 1,585円
8位 小田原市(神奈川県) 1,585円 沼津市(静岡県) 1,610円
9位 戸田市(埼玉県) 1,669円 戸田市(埼玉県) 1,669円
10位 桑名市(三重県) 1,680円 桑名市(三重県) 1,680円
平均 全国 3,090円、県 2,139円 全国 3,090円、県 2,139円
  • ※10立方メートル/月の料金は新しい料金体系になっても変わりありません。(消費税を含む。)
    出典:日本水道協会発行「水道料金表」(平成21年4月1日現在)

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水道部水道総務課

〒410-8601 静岡県沼津市御幸町16-1
電話:055-934-4851
ファクス:055-931-8101
メールアドレス:suido-so@city.numazu.lg.jp

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