
沼津兵学校は、駿府に封ぜられた徳川氏により、フランス軍制による近代的な陸軍将校の育成のために、明治元年に設けられました。付属の小学校と共に、我が国近代教育の第一歩を示すものです。
初代頭取(学校長)には、当代一の啓蒙学者といわれた西周がまねかれ、その水準は当時の最高をいくもので、全国から優秀な人材が沼津に集まりました。明治3年に兵部省の管轄下に置かれ、明治5年5月には東京に移されて廃校になってしまいましたが、その付属小学校は市立第一小学校の前身となり、現在に至っています。
大手町の城岡神社境内には、明治27年徳川家旧臣によって建てられた沼津兵学校の碑があります。
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