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2017年4月3日更新

新指定の市指定有形文化財を紹介します

 私たち沼津市民は、江戸時代の原宿松蔭寺の和尚さんである白隠慧鶴禅師(1686‐1769)を「白隠さん」と今でも親しみを込めて呼んでいます。白隠禅師は原宿で生まれ、84歳の年に松蔭寺で亡くなった禅僧で、今年は数え年で没後250年目に当たります。
 一方で、白隠禅師は日本の臨済禅を復興した人とされています。近年、京都や東京で大規模な記念行事が開催されており、昨年は京都や東京の国立博物館で白隠禅師筆の書画が展示されました。
 この度、250年目という節目で、松蔭寺所蔵の「木造白隠禅師坐像」を沼津市指定有形文化財に指定することになりました。本件で市指定文化財は45件となります。

 有形文化財(彫刻) 
 木造白隠禅師坐像 1躯
 (もくぞう はくいん ぜんじ ざぞう)
 平成29年3月28日 沼津市指定
 沼津市原128番地 松蔭寺開山堂安置
 江戸中期(明和6年)
 桧材 寄木造 彩色 玉眼
 総高104cm、坐高66cm
 膝張71cm、膝奥47cm

 禅宗では師から弟子へ直伝を重んじます。
そこで師を尊び、師の肖像画を残すことが広く行われました。稀に、師の特徴を生き生きとした姿表現した迫力のある彫像が制作されました。本像も、白隠禅師の実像を表現したものと思われ、身を乗り出すような前のめりの姿勢で椅子に座っています。
張り出した額、大きく見開いた力のある両眼、結んだ口は下唇を厚く受け口に表現し、口の周囲に皺を刻んでいます。晩年の姿を表現し、白隠禅師がそこにいるかのような存在感があります。
 また、松蔭寺山門と開山堂が、平成28年8月1日付けで国の登録有形文化財となりました。山門は江戸後期に建てられ、石瓦で葺かれた全国的にも珍しい門です。開山堂は明治36年に建てられた珍しい石造六角堂で、今回指定された白隠禅師坐像を安置しています。

このページに関するお問い合わせ先

教育委員会事務局文化振興課文化財センター

〒410-0873 沼津市大諏訪46-1
TEL:055-952-0844
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