利殖商法（未公開株・商品先物取引）

上場間近な優良企業の株を販売していると電話をかけてきたり、先物取引で必ず儲かるとしつこく勧誘してきますが、実際には儲からないどころか支払った金も殆ど回収不能に陥ったり、更なる支払を求められるもの。
被害金額が多額になりやすく、また一度被害に遭った方が狙われやすい特徴があり、特に注意が必要です。

こんな事例も

• 職場にしつこく勧誘電話があり、先物取引をすれば大きく儲かるという。投資経験がなく不安なので断り続けたが、あまりのしつこさに根負けして面会を承諾し、深夜まで説明されて、その場から逃げたいばかりに契約してしまった。預けた金で勝手に売買をされ、初回は小額の利益が出たが、2度目からどんどん損失が出てしまい、多額の金を要求された。
• 上場すれば2倍になると言われ、未公開株を購入。しかし、売買単位に至っていないため他の投資家に迷惑をかけている、立替で支払っておいたと言われ、仕方なく借金をして振込みをしたが、なんだかんだと理由をつけて、一向に上場しない。借金返済で生活困難。
• 数年前、未公開株を買ったが一向に上場されず困っていたところに電話がかかってきて、持っている未公開株を買い取ってくれるという。願ってもないことなのだが、他者の社債を購入するのが条件だと言う。仕方なく社債を購入したものの、買取り業者と連絡が取れなくなってしまった。

主な商品・サービス

• 未公開株
• 商品先物取引
• その他の投資商品

要注意キーワード

• 「儲かる」
• 「買取り」
• 「売買単位」

対処法

• 企業は簡単に上場できるものではありません。「将来有望」「優良企業」といった言葉を安易に信じたり、パンフレットが立派だからと簡単に信用しないようにしましょう。また業者は、有名な証券会社や銀行などとそっくりな名称を名乗り信用させることもあるようです。
• 投資経験がない人がリスクのある金融商品に手を出すのは非常に危険です。楽に儲かる話などありません。よく解らない契約はしないようにしましょう。